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写真と内容は関係ありません
<回想録はこちらからどうぞ>

PCカーテンウォール…..「パソコンのディスプレィにかけるカーテン生地」と言っても通じるかもしれません。でもこれ、れっきとした建築用語なんです。プレキャストコンクリート(略してPC)で造られた壁のことです。主に超高層ビルなどに使われていますが、その他階段や床など、同じような形で枚数が多いものを必要な場合によく使われます。 建築の用語を知らない人には、なんのこっちゃ?でしょう。

名前はヨコ文字で格好いい(?)のですが、中身は所詮コンクリートなんですから。 型枠(かたわく)に、鉄筋と金物をちょこっと入れてコンクリートを打っただけのものなのです。こんな簡単なことなのに、そんなに大昔から行われている訳でもない。もっとも工場を作るお金が無かったのかもね。サイトPC(現場で造ること)も行われているくらいだから、考えてみればたいした事は無いんですけれどもね。

そういえば一度サイトPCに関わったことがあります。現場近くの空き地を借りて、自分達で勝手に作るのだから至って簡単です。(本当に簡単かどうかは不明だが、設備は簡単) ある日、その現場から電話が来ました。

「どこそこに開口つけていい?」

私の返事は

「そりゃ〜いいですよ。ただ鉄筋は入れてね」

と言うことで早速開口が出来た訳です。後で聞いてみると、すでにそのPC版は取り付けられていて、それを無理やりカッターで切ったと言う事だった。おお、恐ろしい。

その某ゼネコンのH氏、いまでは大所長なんですね〜。と、言うわけで回想録も混ぜたこの文章、初めて世に日の目を見るわけです。

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2003/07/28 update